将棋の館−盤上のドラマ−/平成最強者列伝/棋史に残る妙手
1996年羽生7冠が誕生した。失意に沈む谷川に、一つの転機が訪れる。
天童の将棋大会の審判長として出席した谷川は、子供達の笑顔に心あらわれる。
”そうだ!将棋って本当は楽しんで指すものなんだ!”
肩の力が抜けた谷川は、快進撃を開始。竜王戦の挑戦権を獲得した。
上図は羽生先勝でむかえた第2局
上図以下△77桂▲59飛△63飛▲54角△68角▲58飛△89桂成▲同玉△76歩
▲68飛△同飛成▲同金△77銀▲63飛△88飛▲79玉△68飛成▲同飛成△同銀不成
▲同玉△38飛▲67玉△77金▲66玉△68飛成▲75玉△63桂まで、谷川勝ち
△77桂が絶妙手!▲同桂なら△63飛▲同飛成△76歩が桂にあたる。▲54角に対する
△68角も妙手!最後は△76歩で、谷川の勝ちがはっきりした。
この1局を制した谷川は波に乗り、4−1で羽生から竜王位を奪回した。
棋神の寄せ