将棋の館−盤上のドラマ−/語り継ぐために・・・/名人に香を引く
名人戦を朝日に持って行かれた毎日は、対抗手段として王将戦を発足。この棋戦の大きな特徴は”指し込み制”の導入。 つまりどちらかが3勝差をつけた時点で、タイトルは決定。残りの対局は”半香”で指す。プロがプロに香を落とされる。 こんな屈辱があろうか・・・しかも時の名人が・・・ ▲21と△29飛成▲13飛成△44銀▲17香 上図直後の▲21とが問題の1手。正解は▲17同桂△27飛成▲25桂△同竜▲21と この手順なら”17香”と逃げる手が省ける!−何という升田の鋭い読み! 指し手は進んで升田VS大山2図・・・いよいよ終着駅が近づいてきた。”夢の七冠達成!” 第45期王将戦7番勝負第4局 谷川VS羽生升田VS大山2図 △38竜▲58金引き△36竜▲23桂成△68角成▲同金△97金▲同歩△同歩成▲86玉△66竜▲同角△95銀まで、升田勝ち 名人に香を引くだけでも歴史的な快挙なのに、しかも勝ってしまう!何と表現すればいいのだろう・・・ なお現在の王将戦は”記録上”香落ちが残るだけで、実際には対局しない。つまり制度の上からも今後絶対にありえない! まさに”空前絶後”の記録なのである。
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