将棋の館−盤上のドラマ−/棋界最強者列伝/壮絶な幕切れ!
1978年第4期棋王戦は、”宿敵”加藤VS米長の5番勝負。(中原VS米長は
”ライバル”だがこの二人はまさに”宿敵”と呼ぶのにふさわしい。)
2連敗しあとがなくなった加藤が、逆襲に転じ2連勝。決戦の最終第5局は後手の
米長陣は必至。加藤玉を詰まさねば負けというギリギリの局面。
△67桂成で詰みそうだが、▲同玉△68金▲同玉△76桂▲67玉△77金▲57玉で不詰み。
手順中▲67玉と立って、△77金と打たせるのがうまい逃げ手順だそうだ。
そこで米長は・・・
上図からの指し手
△88角成▲同玉△58飛▲78歩△96桂打▲77玉△67桂成▲同玉△68金まで、米長勝ち
頓死ネライで△88角成。そして△58飛の王手に1分将棋の加藤、58秒の声で”運命の”▲78歩。
指した瞬間加藤は、”しまった、何てバカな!”と声をあげたとか・・・
まさに壮絶な幕切れだった。
どうも最近の将棋は、この頃のように人間対人間のギラギラした葛藤が見られなくなったような気が
するが・・・
目を見張る一手! 第24期王将戦−VS中原