将棋の館−盤上のドラマ−/棋界最強者列伝/華麗なる寄せ!
後年あれほど自分と自分をぶつけ合った二人だが、この頃はまだ米長がようやく
加藤のランクに追いつき始めた頃。むしろ文章からは尊敬の念さえ感じられる。
さて上図で▲47同金では△42銀打ちで固められてしまう。
そこで・・・
▲33角成△同玉▲47金△31銀→YONENAGA02
YONENAGA02
この瞬間▲33角成が絶妙のタイミング。今なら△同玉の一手。△同桂は一発▲21金が入って、△13玉
▲47金で寄り。
▲21飛成を受けて△31銀はやむをえない。
ここからの寄せが凄かった。
▲42銀△同玉▲41金△33玉▲31金△42銀▲44金△同銀▲32金△同玉→YONENAGA03
YONENAGA03
▲42銀!まさに会心の一手!やむおえぬ△同玉に▲41金から▲31金。△42銀の粘りにも
一発▲44金と捨ててから▲32金と取り返す。▲52飛成としたくなるが・・・
▲43銀△同玉▲44歩△同玉▲54金△33玉▲21飛成△46歩▲45桂まで米長勝ち。
トドメの妙手▲43銀以下、流れるような見事な手順!
米長自身にとって、生涯最高の寄せの一つだろう。
壮絶な幕切れ! 第4期棋王戦−VS加藤一